サクラリッジ
サ・ガ
焉道その一
あれから私は、真面目に大学に顔を出すようになった。
友人などは相変わらず出来なかったが、それは大した問題ではない。
友達を作るために授業を受けるわけではないからだ。
それでも、昼食時に仲間と楽しそうに話している学生を見ると、少し羨ましくなった。
大胆に授業をサボったせいで、その年の単位の大半を失ってしまったが、それは仕方のないことだと諦めた。
もう一つも落とせない状況にまで追い込まれたが、それでも何とか進級できそうなのは救いだった。
学業に専念する反面、ネットとは大分疎遠になった。
疎遠になったとはいっても、完全に離れたわけではなく、かかわる時間が減ったというだけのことだが。
めっきり話す機会がなくなったかに玉と久しぶりに話をしたことがあったが、かに玉は日中がつまらなくなるとは言っていたものの、勉強に精を出す私を快く送ってくれた。
ビュネからは、何の連絡もなかった。
友人などは相変わらず出来なかったが、それは大した問題ではない。
友達を作るために授業を受けるわけではないからだ。
それでも、昼食時に仲間と楽しそうに話している学生を見ると、少し羨ましくなった。
大胆に授業をサボったせいで、その年の単位の大半を失ってしまったが、それは仕方のないことだと諦めた。
もう一つも落とせない状況にまで追い込まれたが、それでも何とか進級できそうなのは救いだった。
学業に専念する反面、ネットとは大分疎遠になった。
疎遠になったとはいっても、完全に離れたわけではなく、かかわる時間が減ったというだけのことだが。
めっきり話す機会がなくなったかに玉と久しぶりに話をしたことがあったが、かに玉は日中がつまらなくなるとは言っていたものの、勉強に精を出す私を快く送ってくれた。
ビュネからは、何の連絡もなかった。