おにぎり丼。
じゃあ、もしかして鍵をあけて部屋に入って嫌がらせをしたのも、忠君じゃない?」
「あ。それはオレだ」
「そうなんですか」
「なんか、ドアんとこに、鍵が刺さったままになってたから拝借したんだ」
なんておっちょこちょいな姉だ。
誤解はすっかりとけたが、忠は侮れない男だ。
人の家に勝手に入るなんて、非常識なことを平気でするし、毎日の嫌がらせも相当ひどかった。
いくら思春期でも、やりすぎなのではないだろうか。
ヨッチーも、きもかったが、忠にもそれは受け継がれているのだろう。
幸い、由美子さんの遺伝子を受け継いでいるだけあって、容姿はそこそこだが、中身はひどいものだ。
「また遊びにきてね」
と、社交辞令で言って、私はさりげなく忠を家から追い出した。
「あ。それはオレだ」
「そうなんですか」
「なんか、ドアんとこに、鍵が刺さったままになってたから拝借したんだ」
なんておっちょこちょいな姉だ。
誤解はすっかりとけたが、忠は侮れない男だ。
人の家に勝手に入るなんて、非常識なことを平気でするし、毎日の嫌がらせも相当ひどかった。
いくら思春期でも、やりすぎなのではないだろうか。
ヨッチーも、きもかったが、忠にもそれは受け継がれているのだろう。
幸い、由美子さんの遺伝子を受け継いでいるだけあって、容姿はそこそこだが、中身はひどいものだ。
「また遊びにきてね」
と、社交辞令で言って、私はさりげなく忠を家から追い出した。