おにぎり丼。
村松さん……

あなたは、エリコを恐喝していましたね。

ことのはじまりは、秋の飲み会の後の沼での二郎の事故死です。

あなたは、それがただの事故死ではなく、エリカによる殺人であることを知り、エリカを恐喝しました。

ヨッチーはひょんなことから、エリカが恐喝を受けていることを知ってしまいます。

いろいろなことが重なり、精神的に追い詰められたヨッチーは遺書を書いて自殺します。

遺書には、エリコが二郎を殺したことや、恐喝のことも書かれていました。

金蔓であるエリコの罪が公になることと、自分が恐喝の罪に問われることを恐れたあなたは、遺書を発見し、改竄しました。

その後も恐喝は続き、エリコは耐えられなくなります。

おそらく、自首するとか言いだしたのでしょう。

口論の末、あなたはエリコを殺してしまう。

エリコのことを探っていた私が真相に近づくのを恐れ、あなたは私を脅迫した。

水色男の変装で……。

村松さん、水色男の髪は、もう水色じゃないんです。

本人に会って確認しました。

村松さんは、私に、水色男の話をしてくれましたね。

その直後にあらわれた水色男……

正体は村松さんですね。


< 157 / 202 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop