おにぎり丼。
あれから2年。
時が経つのは早いものだ。
二郎が死んで、ヨッチーが自殺して、臭いママが死んで、エリコが死んで、ヒトシが失踪した。
事件は多くの謎を残したまま、幕を閉じた……
と、思っていたが、
幕はまだ下りていなかった。
私の前に、再びヒトシが現われたのだ。
ポストに届いた一通のハガキ。
ヒトシからのものだった。
+++++++++++
四月一日 七時 大観覧車前で待っている
ひ
+++++++++++
控えめに『ひ』と書いてあるが、あきらかにひとしからのものだった。
時が経つのは早いものだ。
二郎が死んで、ヨッチーが自殺して、臭いママが死んで、エリコが死んで、ヒトシが失踪した。
事件は多くの謎を残したまま、幕を閉じた……
と、思っていたが、
幕はまだ下りていなかった。
私の前に、再びヒトシが現われたのだ。
ポストに届いた一通のハガキ。
ヒトシからのものだった。
+++++++++++
四月一日 七時 大観覧車前で待っている
ひ
+++++++++++
控えめに『ひ』と書いてあるが、あきらかにひとしからのものだった。