おにぎり丼。
遺書は、そのときは、もうカバンの中に入っていたから、僕は、カバンごと奪って逃げたんだ。
まさか、本当に、そのあとに自殺してしまうとはね。
ショックだったよ。
もっと、きちんと説得していれば、と悔やんだよ。
せめて、遺書を返してやりたいと僕は思ったよ。
遺書も残さずに死んだら、家族は余計に悲しむだろうと。
思えば、こんな、仏心を出したのが間違いだったのだが……。
さて。
遺書だが、そのままの状態では、とても人に見せられるものではなかった。
僕とエリコにとってはね。
僕は、行き着けの漫画喫茶に行って、遺書を切り張りして、世間に公表できるレベルに直したんだ。
切り張りをして、コピーをとって、原本は捨ててしまった。
それが、僕の犯した最大のミスかな。
その時、僕は、軽い気持ちだった。
人が死んだのはショックだったけれど、僕とは関係ないことだ。
そう思っていた。
エリコから定期的に金を貰うのは、世間的に見て、あまり良いことではないというのはわかる。
でも、ヒモだって、同じだ。
ヒモは、迷惑な存在かもしれないけれど、犯罪ではない。
僕は、たいして悪いことをしているとは思わなかった。
その軽い気持ちが、大変な自体を招いてしまった。
今度は、僕自身が脅迫されることになってしまったのだ。
まさか、本当に、そのあとに自殺してしまうとはね。
ショックだったよ。
もっと、きちんと説得していれば、と悔やんだよ。
せめて、遺書を返してやりたいと僕は思ったよ。
遺書も残さずに死んだら、家族は余計に悲しむだろうと。
思えば、こんな、仏心を出したのが間違いだったのだが……。
さて。
遺書だが、そのままの状態では、とても人に見せられるものではなかった。
僕とエリコにとってはね。
僕は、行き着けの漫画喫茶に行って、遺書を切り張りして、世間に公表できるレベルに直したんだ。
切り張りをして、コピーをとって、原本は捨ててしまった。
それが、僕の犯した最大のミスかな。
その時、僕は、軽い気持ちだった。
人が死んだのはショックだったけれど、僕とは関係ないことだ。
そう思っていた。
エリコから定期的に金を貰うのは、世間的に見て、あまり良いことではないというのはわかる。
でも、ヒモだって、同じだ。
ヒモは、迷惑な存在かもしれないけれど、犯罪ではない。
僕は、たいして悪いことをしているとは思わなかった。
その軽い気持ちが、大変な自体を招いてしまった。
今度は、僕自身が脅迫されることになってしまったのだ。