おにぎり丼。


私は、その晩、タイ米を4合炊いた。




『そんなに食べたら太っちゃうよ』

という姉の言葉を無視して、私は、ひたすら食べた。


死ぬほど食べたが、やっぱり、余ってしまった。

余った分は、おにぎりにした。




「明日はおにぎり丼だよ」

私が言うと、姉は、あからさまに、不機嫌になった。













< 189 / 202 >

この作品をシェア

pagetop