おにぎり丼。
店には私と村松さんの二人が残される形になった。
村松さんと一対一で話すのは初めてのことだった。
「みどりちゃん、今日はいやに静かだけど大丈夫?」
「あ。はい。大丈夫です」
「飲み過ぎた?」
「いえ。私未成年だから、麦茶しか飲んでないんです」
「みどりちゃん、それ麦酒だよ」
「あ。どうりで炭酸が入っていると思った」
「みどりちゃんってば、超おもしろいね」
村松さんがクスクスと笑う。
「うーん。あ、エリコさんが先に帰っちゃったのは残念でしたね」
なんとなく照れてしまった私はあわてて話題を変えた。
「…あ。エリコね」
なんとなく、村松さんの表情が曇ったような気がした。
「エリコさんと村松さんが付き合ったらお似合いのカップルですよね」
私が言うと、村松さんは難しい顔をした。
「みどりちゃんは知らないかもしれないけど彼女ね……」
村松さんと一対一で話すのは初めてのことだった。
「みどりちゃん、今日はいやに静かだけど大丈夫?」
「あ。はい。大丈夫です」
「飲み過ぎた?」
「いえ。私未成年だから、麦茶しか飲んでないんです」
「みどりちゃん、それ麦酒だよ」
「あ。どうりで炭酸が入っていると思った」
「みどりちゃんってば、超おもしろいね」
村松さんがクスクスと笑う。
「うーん。あ、エリコさんが先に帰っちゃったのは残念でしたね」
なんとなく照れてしまった私はあわてて話題を変えた。
「…あ。エリコね」
なんとなく、村松さんの表情が曇ったような気がした。
「エリコさんと村松さんが付き合ったらお似合いのカップルですよね」
私が言うと、村松さんは難しい顔をした。
「みどりちゃんは知らないかもしれないけど彼女ね……」