おにぎり丼。
オマエガコロシタンダ

ヒトゴロシ

ジゴクニオチロ

殺人鬼

不細工

変態

次はおまえが沼に落ちろ


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

早めに出勤した私は、テプラで嫌がらせの文章を印刷していた。


これをヨッチーの様々な持ち物に貼るのだ。

ロッカーの内側や、ハンガー、靴の裏側。

見つけるたびに、不快な気分になるだろう。

精神的苦痛から仕事に身が入らなくなり、料理の味が落ちることにつながるかもしれない。

そうなったらしめたものだ。




嫌がらせを始めて一週間もすると、ヨッチーはすっかり弱っていた。

もともと精神的に弱い部分があったので、相当こたえたらしい。

ぶつぶつと意味不明な独り言を言うようになり、突然奇声を発することもあった。

ヨッチーがおかしくなってきたところを見計らって、私はヨッチーをこっそり呼び出した。

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