おにぎり丼。
■ポプラン
ちゅんちゅん。
と、のどかな雀の声。
それと、
トントントントン……と規則正しく鳴り響く包丁の音。
「おはよう」
と、台所に行くと、めずらしく姉が料理を作っていた。
「どうしたの?」
「えへへ。ちょっとね。たまには私もお料理しようと思って」
得意げに姉が答える。
「何なの?それ」
「お豆腐のお味噌汁と、卵焼きよ」
「ううん。料理のことじゃなくて……」
「ああ。これ?新しいエプロンよ。お客さんにもらったの」
姉は、フリルのついた可愛らしいエプロンを付けている。
しかし、問題なのは、その着こなしだった。
「お姉ちゃん」
「何?」
「新婚夫婦じゃないんだから、裸エプロンはやめて!」
全裸でないことは、評価に値するが、エプロンよりもまず下着を付けて欲しいところだ。
「隠れているんだから良いじゃないの」
「尻!」
「仕方ないなあ」
姉はそう言って、渋々パンツを履いた。
ほっとしたのも束の間。
姉が履いたのは私のパンツだった。
「お姉ちゃん、それ私のパンツ!」
「減るもんじゃないし良いでしょう」
「減るってば!」
と、のどかな雀の声。
それと、
トントントントン……と規則正しく鳴り響く包丁の音。
「おはよう」
と、台所に行くと、めずらしく姉が料理を作っていた。
「どうしたの?」
「えへへ。ちょっとね。たまには私もお料理しようと思って」
得意げに姉が答える。
「何なの?それ」
「お豆腐のお味噌汁と、卵焼きよ」
「ううん。料理のことじゃなくて……」
「ああ。これ?新しいエプロンよ。お客さんにもらったの」
姉は、フリルのついた可愛らしいエプロンを付けている。
しかし、問題なのは、その着こなしだった。
「お姉ちゃん」
「何?」
「新婚夫婦じゃないんだから、裸エプロンはやめて!」
全裸でないことは、評価に値するが、エプロンよりもまず下着を付けて欲しいところだ。
「隠れているんだから良いじゃないの」
「尻!」
「仕方ないなあ」
姉はそう言って、渋々パンツを履いた。
ほっとしたのも束の間。
姉が履いたのは私のパンツだった。
「お姉ちゃん、それ私のパンツ!」
「減るもんじゃないし良いでしょう」
「減るってば!」