おにぎり丼。

エリコのお母さんは、とても感じの良い人だった。

電話を切ると、私はため息をついた。

エリコと連絡を取るのは難しそうだ。

自宅には、日を改めてまた電話をしてみるしかないだろう。

エリコのお母さんに、まさか『お宅の娘さん、殺人事件のあった日にラブホテルにいましたよね』なんて聞けない。


エリコは一体どこにいるのだろうか。




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昼間エリコの自宅に電話してみたけど、エリコは不在でした。
ガッカリ。
これから帰ります。


MIDORI

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仕事を終えて、休憩室からヒトシにメールを送った。

少し待ってみたが、返信は来なかった。


私は、まだ閉店作業中のアルバイトに挨拶をすると、店を出た。