J隊彼氏(ダンナ)の取り扱い説明書

(また自衛隊さんだ…)

目の前に立つ制服に
いつも通り目線を下げてレジをしていた時だった。


『うぉわっ!!』

得体の知れないデカい声が響き、弾かれたように顔を上げると
目の前にいた若い自衛隊さんがなにやら慌てて手のこうの何かを振り払っていた。

『だだだだいじょぶですか?』


つられて慌てて言う。

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