GIRLS TALK !!
援交相手から3万もらって、駅前に戻ることにした。
独りでいたくない……。
誰でもいいから一緒にいて。
いつものように駅前へ戻ると、あの警官が。
『おい!お前まだ帰ってなかったのか?』
「帰る家ないから仕方ないじゃん。」
『だから親…』
「美奈の前でアイツの話すんな!」
『……わりぃ。』
「美奈の親はね、どっちも不倫してんの。アイツらにとって美奈の存在は邪魔なだけ。だから、もう親の話はしないで。」
『お前……。』
「お前じゃなくて美奈。」
『美奈。援交なんかやって楽しいか?』
「楽しいよ?大人ってバカだなーって実感する。」
『それ楽しいとは違うだろ。美奈は自分が好きか?』
「嫌い。」
『何で?』
「美奈の人生もう終わってんだもん。」
『まだ十代なのに終わってるって早いだろ。』
「美奈は幸せになれない人間なんだよ。」
『ま、援交やって楽しんでりゃな。』
「でしょ?」
『でも、変わることも出来る。』
「いまさら?無理でしょ。」
『無理じゃねえ。美奈は変わることも出来るし、幸せにもなれる。』
「アンタ何言ってんの?」
『俺が美奈が変わるの見守ってやるから。』
「はぁ?別に頼んでないし。」
『頼まれなくても勝手にやる。』
「それでアンタは何か得すんの?」
『美奈の笑顔が見れること。』
「あはっ!そんなこと?」
『俺にとったら大事なことだ。』
「まあいーや。好きにすれば?」