僕らの時間〈2〉
「ふじわら…?」

高原をキツくキツく抱き締めた。
ほんま折れんちゃうかというぐらいに。

高原は俺の体の中で暴れてる。

「絶対に離せへんからな」

「……は?」

「お前が嫌や言うても離さんからな」

高原の肩にふわふわとした髪が当たるのを気にせず顔を埋める。





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