僕らの時間〈2〉
新年の中に
周りは知らない。
私だけが知っている。
「五十嵐君、いいの?」
「何が?」
ワザとらしい。
職員の新年会が始まって2時間は経っている。
福田君は校長やら年配の教師に人気で評判がいい。
始まって早々に捕まっていた。まぁ、それはいいんだけど…。
それを遠くの方から福田君を見ている五十嵐君。
見たことの無い優しそうな顔で見てるのよね。
私だけが知っている。
「五十嵐君、いいの?」
「何が?」
ワザとらしい。
職員の新年会が始まって2時間は経っている。
福田君は校長やら年配の教師に人気で評判がいい。
始まって早々に捕まっていた。まぁ、それはいいんだけど…。
それを遠くの方から福田君を見ている五十嵐君。
見たことの無い優しそうな顔で見てるのよね。