僕らの時間〈2〉
「あ、わかりました」

「うん、名前で呼んでくれるの楽しみにしてる」

「楽しみですか?」

「あんま深く考えなくていいから」

常連の服屋に着いたみたいで
何時間か選んだり話したり、
違う店に行っては話し込んでいると気が付けば夕方を過ぎていた。

「すんません。
こんな時間まで」

「俺から誘ったんだから、こっちこそごめんな。
時間大丈夫?」




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