僕らの時間〈2〉
藤原は立ち上がり高原の腕をグッと力づくに抱き寄せた。

「…不安やった」

さっきまで怒ってた声が次は、不安で震える声に変わっていた。

「電話しても出えへんしメールも返ってこぉへんから、またいなくなるんかと思った…」

キツくキツく抱き締められて苦しい。

「ごめん」

高原は、そっと手をまわした。


●end………?●




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