くちづけのその後で
西本君と公園で会った日――。


「今日は、ほんまにありがと♪また連絡するから!」


別れ際に、彼は笑顔でそう言った。


あたしは戸惑いながらも、どこかくすぐったい気持ちにもなっていて…


「うん……」


そのせいで返事に困って、ただ曖昧に頷いた。


「てか、しばらくバイト入ってるから忙しいねんけどな……」


残念そうな西本君を見ながら、感じていた疑問を尋ねたくて口を開いた。


「一つ訊いてもイイ?」


「うん♪何?」


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