くちづけのその後で
「朱莉さんがそう言うなら、イイですけど……」


「うん、ごめんね」


あたしが謝ると、真子ちゃんは小さく笑いながら首を横に振った。


そして…


「でも……もしあたしが手伝える事があったら、いつでも協力しますからね♪困った時は、何でも言って下さい!」


明るく話した後、可愛らしい笑みを浮かべた。


「ありがと」


真子ちゃんの優しさを嬉しく思って、お礼を言った瞬間…


「お待たせしました」


テーブルに来た店員に、声を掛けられた。


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