くちづけのその後で
「えっ!?海斗、勝手に決めたらアカンよ!」


慌てて海斗を制すると、今まで黙っていた真子ちゃんが満面の笑みを見せた。


「イイじゃないですか♪海斗君も喜んでるし!」


「俺もそう思う♪」


真子ちゃんの言葉に相槌を打った西本君は、海斗の頭を撫でて笑った。


「海斗、来週の土曜は一緒に遊ぼうな♪」


そして、彼も満面の笑みになった。


「うんっ♪あしょぶー!」


海斗は飛び切りの笑顔で頷いて、嬉しそうにリンゴジュースを飲んだ。


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