くちづけのその後で
「さっきも言ったけど、俺は三人で遊べる事が嬉しいねん!だから、絶叫系とかどうでもイイし!」


「そっか……」


西本君の言葉に、あたしは小さく頷いた。


「てか、朱莉さんは気遣い過ぎやわ!今度そういう事言ったら、一人でお化け屋敷に入って貰うからな♪ここのお化け屋敷、めっちゃ恐いって有名やで!」


それから、彼は不服そうに付け足して悪戯っぽく笑った。


「えっ!?絶対に嫌やし!」


あたしが必死に首を横に振ると、西本君は楽しそうに笑った。


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