【短】雪の贈りもの
さっきのコメントを読んで、雪男さんはどう感じただろう。

不快に思っただろうか。

もう私なんてどうでもいいと思ってしまっただろうか。

不安になった私は、再びパソコンを開き、恐る恐る自分のページの感想ノートを見た。

そこには──……。

ページ１面に詰まった雪男さんからのメッセージが残っていた。

『僕だって女性に想われるような人間ではありません。

たくさんの欠点を抱え、それを見せないように隠したり、時には偽ったり。

誰だってそうなのではないでしょうか？完璧な人間なんていないと僕は思います。

でも、だからこそ面白いとも思います。

みんな自分に足りない何かを求めて人と関わり、そこから反発し合ったり励まし合ったりしながら、互いに吸収していくのです。

雪子さんの文章を読んで、僕は、プリンの彼にとってのあなたは見つめる力であるように感じました。

忘れかけていた、大切なものを見つめる力を彼はあなたから感じ取ったのではないでしょうか。

僕も昔、物』


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