赤ずきんと狼。
「ちくしょっ」
俺はバス停の近くにあるゴミ箱へ蹴り飛ばす。
するとバス停に立っていたおっさんが罵声を上げる。
「こらっ!何やっている!!」
「うっせぇな!」
腹が煮えくりかえる。
なんでだよ…なんでこんなにも上手くいかねぇんだ。
中学で、あいつが俺の家に来た時にあいつを嫌でも犯しておくべきだった。
そしたら俺のモノに…。
今さら後悔したって遅い。
…それにあいつの泣き顔を見るだけだ。
もう…あいつは他の奴のモノになってしまう…。
「ちくしょー!!」
俺は帰り道、怒鳴り声を上げた。