赤ずきんと狼。


「最初っから分かんないんだけど…」


「…教科書に載っている問題は解けた?」


「…全然」


「じゃあ、そっちを先にそっちを理解しなきゃ。」



彼は本棚から自分の数学の教科書を取り出し、


テーブルに広げ、その横に白紙の紙を置いた。



「さぁ、やっつけるか」



気合を入れるサトル君が頼もしい。







< 128 / 171 >

この作品をシェア

pagetop