赤ずきんと狼。
「なぁ、じゃあ勝負しようぜ?」
「え…?」
狼は冷たく笑う。
「勝負?」
「そう。数学のテストで相手より点数が上だったら勝ち。
負けたほうは勝ったほうの命令を1つ聞かなくてはならない。」
「何それ…」
「大丈夫だろ?」
狼はニヤリと笑う。
「お前にはサトル君がいるもんな。」
…こいつ、腹立つ。
「…いいよ」
「テスト楽しみだなぁ」
―って事がありました、はい。
今さら自分がバカだと思う。