赤ずきんと狼。




「そっか…。行こう。」



サトル君はいつもの無表情で狼の隣を通り過ぎる。




私もサトル君のあとを追いかけて狼の横を通り過ぎた。



「よろしくな。」




通り過ぎる時、狼は私に小さく囁いた。




私は驚いて狼を見ると、狼の目は冷たく笑っていた。







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