赤ずきんと狼。
「おおおおおおおお狼がぁ!!!??」
いつものファーストフード店で咲がシェイクをのどに詰まらせむせる。
「大丈夫?」
咲はすぐさま私が選んだアップルティーを飲む。
「ぷはぁー、落ち着いたぁ~。」
その動作はオッサンがする動作だよ。
「しっかし、狼が転入してくるとはねぇ~。なんでいきなり?」
「それがなかなか話すタイミングがなくて…。」
狼は今の教室でも怖がられていた。
その”オレに近寄るな”オーラはさすがに私も感じてしまい自分から話しかける事が出来ない。