赤ずきんと狼。



最後にサトル君に言われた事も…。



二人は難しい顔で考え込む。




「遊ばれてんじゃないの?」



北川先輩がきっぱりという。




「遊ばれ…」




私は思考停止した。





「おいおい、そんな直球に言うなよ!」





如月先輩が机を叩いて北川先輩を睨む。




北川先輩も睨み返す。





「だって、そうしか考えられないでしょ!?」




そんな…。




遊びだなんて…



「そんな事ないと思います!!」



私は椅子から立ち上がった。




「私…サトル君の事信じてます!」



だって、この前、好きだよってキスしてくれたんだよ?


それが全部遊びだったなんて…そんなのウソだ!




< 40 / 171 >

この作品をシェア

pagetop