赤ずきんと狼。




私って…一人なんだ…。



抱きしめてくれた彼のぬくもり、


私はそれを感じるだけで自分は一人じゃないって思っていた。




だけど、今、彼と別れてしまって私は一人だ。



ぷつりと何かが切れてしまったんだ。



空っぽ。


ああ…空っぽ。



ケータイを置いて、



掛け布団をかけると、



また涙が出てくるのであった。










< 61 / 171 >

この作品をシェア

pagetop