赤ずきんと狼。



『了解!それとさ、飯田にも言っといてくれない?


あいつ私のメールをしかとするから。』



サトル君に…。



言えるかな?



でも、明日、どちらにせよ話さなきゃいけないんだ。



『わかりました。』



『マジ?サンキュー☆』



私はケータイを閉じる。



大事に引出しにしまっておいた作品を取り出し、



中央に咲いているたんぽぽを見た。



頑張らなきゃ。



たんぽぽのように。





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