赤ずきんと狼。



「そんなことないよ!!」


私はいっぱいいっぱいになって叫んだ。



「過去がどうであろうと…


今、サトル君が私のことを考えていてくれただけで、



私は嬉しいから…」




吐きだした、自分の想いを。



彼は小さくほほ笑んだ。



「ありがとう…ごめんな」



「ううん」


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