赤ずきんと狼。


思いが伝わった。



彼は私に近づき、強く抱きしめた。



「ごめん…」


「ううん」


「ごめんな…」



「もぅ大丈夫だって…」



いつもより強く抱きしめられて、彼の鼓動が速いことに気づく。




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