恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
「舜君は?」
心配そうな顔・・・目が腫れてる。
・・・それは、俺のせい?
「大丈夫、持ち直したよ」
「良かった」
その笑顔。すげぇ好きなんだけど。
「じゃ、行くね」
帰ろうとする純の腕をつかんで
「一緒に帰る」
と、強引に一緒に歩いた。
『好きだ』ってちゃんと伝えなくちゃダメだ。
今、言うしかない。
でも、ちゃんと話もしたい。
家に、行くか。
俺は純の腕をつかんだまま家へ歩いた。
「あ、暁・・・ここって」
「話がしたい」
そう言うと、
「う、うん」
頷いてくれる。
「入って」
俺は純と家の中に入った。
リビングに入ってソファに座らせて、紅茶をいれた。
「どうぞ」
「あ、ありがと・・・」
純に紅茶を出して、俺もソファに座った。