恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
そんな事言われて、そんな風に笑われたら理性がとぶでしょ?
それじゃなくても必死で我慢してるのに・・・俺を煽るんじゃねーよ。
「あ、暁・・・?」
も~やだ。
も~ダメだ。
我慢できねぇ。
俺はちゅっと軽くキスをしてから、純を抱き上げる。
「え?・・え?え・・ええ??ちょ、ちょっとまって暁」
純の言葉は今は耳に入りません。
「ダメ。待たない」
「え?えええ?・・なんで?なんでこうなるの?」
なんでって・・・・おいっ。
あれだけ煽っておいて?
「純が悪い」
自分の部屋に連れていくとベッドに下ろす。
「で、でででも、舜君がこんなときに・・・」
「あ~、舜か」
あいつならなんて言うかな
『僕が大変なときになにやってんだよ』
まぁ、これは間違いなく言うよな。
『でも、純とやっと二人きりになれたんだぞ?』
『・・・じゃあ、しょうがないね』
よし!
「大丈夫。舜には了解とったから」
「はい?」
改めて
「純」
あ~、かわいいなぁ。
おでこにそっとキスを落とす。
「ちょ、あ、暁、その顔・・・反則・・・」
「あ?」
俺、何か変な顔してたか?
ん?どんな顔?
「あ、暁・・・あごが・・・しゃくれてる・・・けど・・」
おお!あごのしゃくれは突っ込んだ!
いやいや、違うだろ・・・・・ムード台無し・・・俺、最悪。
「もう、・・・やだぁ」
クスクス笑う純。
「だよな」
そういいながら俺も笑う。
こんな付き合いもいいよな。