恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


それから1年は3人一緒に過ごしていた。

未那がバスケ部の翔太君から告白されて付き合いたいんだけど。邪魔されて仕方ない。

と言っていたから・・・・悠人さんにお願いしてお店の開店時間まで場所を提供してもらった。

とても喜んでくれてた。

2年になって純が暁君と付き合うからとまた悠人さんにお願いした。


純と暁君のことがあってから、同じクラスの早瀬君と少し距離が近づいたそんなとき、ナンパされている私をみて話しかけてくれた。

「おう」

正直ビックリした。

だって、暁君のことで私には良い印象なんてないはずだから。

「なにしてんの?」

何て言おうか迷った挙句

「散歩」

「散歩!?」

驚かれて当然だわ。

もっと違うことあったでしょうに・・・。

声を掛けられついでに誘ってしまおう・・・。

「あ?どこに?」

思わず

「ホテル」

と答えてしまった。

「ええ!?」

と言ったまま固まった・・・。

その姿が面白くて、大笑い。

冗談だと分かると私を睨んでいた。

怖くないよーだ。

ふてくされた顔をしながらも付き合ってくれると言う。

いい人だね。

私は悠人さんのお店に早瀬君を連れて行った。

正直なところ私のイメージってどんなかな?って聞いてみたら

「最強女・・・・簡単にいうと女妖怪」

言った後にしまった!と顔をした。

女妖怪・・・言われて嬉しい人なんていないよね。

でも、そのくらいで泣くような女じゃないんです!残念ながら。

笑い飛ばしてやったわ。

上等よ!今日から私は女妖怪で行くわよ。

女妖怪を私が気に入ったと勘違いしたらしく、何かと口にする。

・・・正直、嬉しくないですが・・・。

ま、いっか。








< 149 / 216 >

この作品をシェア

pagetop