恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


「・・・く・・ん・・」

・・・ん?

「早瀬君」

目を覚ますと香奈枝が俺の名前を呼んでいた。

あれ?もう朝か?

時計をみると4時。

「どうした?」

まだ眠いから抱きしめたまま聞く。

「あ・・あの・・・私どうしてここで・・・・」

「あ?覚えてない?」

「う、うん・・・」

離して欲しいのかもそもそしている。

「なぁ、香奈枝」

俺が話しかけると動きが止まる。



不思議に思って香奈枝をみると・・・ビックリ顔。

「どうした?」

「え・・・だって・・・名前・・・」

「あ?ああ・・・そういえば呼んだことなかったっけな」

暗くてよく見えないが・・・恥ずかしそうにしているところをみると真っ赤になってるんだろうな。

「ちゅ」

軽くおでこにキスをしてみた。

「!!!!!」

真ん丸い目をして俺を見たかと思ったら・・・慌てて顔を隠す。

ははっ。か~わいい~。

「香奈枝・・・こっち見て」

そっと顔を上げる顔が可愛くて・・・

「俺が見える?」

「・・・・うん?」

「そっか、良かった」

今度は瞼にキスをする。

「ちょ・・・」

慌ててる香奈枝は無視して、頬にキス。

「え、あ、あの・・はや・・・んっ・・・」

香奈枝の言葉をさえぎって唇にキスをした。


そっと離して香奈枝をみる。

「香奈枝」

「う、うん?」

「・・・好きだよ」

「・・・え?」




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