恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
---次の日---
学校に行く途中の出来事。
女3人の後ろを歩く男3人。
その背後から駆け寄って来る足音・・・そう、聡。
「おはよん」
「「「おはよ」」」
聡は前に歩いている女の子たちを見つけると
「未那、純ちゃん、香奈ちん。昨日はチョコとマフィンありがとう」
と、隣を歩く。
「ど、どういたしまして」
少し動揺する未那。
「ところで、チョコなんだけどさ、ハートと星?ヒトデ?2個とたこ?とイカ?と後は・・・なまこ?だったの?」
聡の質問を聞いていた後ろ3人。
「「「たこ?イカ??なまこ???」」」
と、呟く。
「違うわよ!たらこよ!た・ら・こ!」
少し大きな声で叫ぶ未那。
「あ~、そうなんだ~。おいしかったよ。たらこ!」
聡はそれだけ言うとスキップしながら先へ進む。
「「「たらこ????」」」
疑問符だらけの男3人。
それ以上は聞かないで欲しいと思いながら歩く女3人。
なぞが解けてすっきりしながらスキップする聡。
それぞれのバレンタインデーが過ぎて行った。
~完~