恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


無事に戻ってきた聡は

「死ぬかと思ったよ~」

半泣きだった・・・・。

ばかですね・・・。

「大丈夫?」

優しく声を掛けるのは香奈枝。

「ほっとけ。今に始まったことじゃない」

淡々と話すのはもちろん洸一。

「サメに食われるかと思ったよ~」

聡は半泣きだ。

「サメ!?・・・サメなんていたの?」

驚いて聞き返す純。

「え・・・?いないけど・・・」

「「いねーのかよっ!」」

すかさず暁と翔太に突っ込まれ、

「それくらい怖かったってことだよ!」

と、泣きながら反論。

「サメに一回食われてしまえ!」

洸一は相変わらずだ。

「洸ひどいよ~」

泣いている聡に皆ちょっと呆れ顔。



その後何も知らずに戻ってきた たまちゃんに

「たまがいないから!」

と、泣きついていた。

あなたがジュースを取りに行かせたんでしょうが!


何がなんだかわからない、たまちゃん。

だけど、大きな体で聡を包んであげている。

・・・・聡にはたまちゃんが必要なんだね。














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