恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


「あ~、香奈枝がいねぇとつまんねぇ」

洸一がぼやいている。

「お前、相当はまってるな・・・初めてみるよ」

暁は驚きを隠せない。

洸一がここまで女におぼれるとは・・・誰も予想できなかったからだ。

「俺さ、香奈枝と一緒にいると毎日襲っちゃうんだけど・・・病気かな?」

「「「ま、毎日・・・」」」

「あ~、でも、俺も純と毎日一緒だと襲うわ」

「俺は未那に襲われる」

襲われる・・・ちょっと彼女で妄想してみる。

「・・・いいな」

「うん・・・襲われたい・・・」

「俺、つぶされる・・・」

「「「・・・・・」」」

聡のは参考にならないことに気が付く3人。

「なぁ、今日で最後だし・・・布団もって女のところに皆で乱入しようぜ」

・・・洸一・・・。

そこまでして香奈枝に会いたいか・・・。

「さんせー」

聡も会いたいんだね・・・。

「行くか」

暁の言葉に

「う、うん」

ちょっと消極的な翔太。

・・・さすがに皆がいたらおそわねーだろ・・・。


4人は布団を持って女たちがいるであろう部屋に近づく。

和室の入り口のドアは襖になっている・・・・・旅館かよ・・・。

女たちは男たちがそこにいるなんて思いもせず話に夢中になってる。


「未那って細いのに胸大きいよね」

翔太が頷く。

「え~、香奈枝だって大きいじゃん」

洸一はニヤリとする。

「え~・・・たまちゃんにはかなわないよ」

聡は妄想の世界に行ってる・・・。

「私のは贅肉だし・・・」

「いいなー。私は小さめだから・・・」

暁は少し考えてから頷いた。

「そんなの、暁に大きくしてってお願いしなさいよ」

「え!?そんな事言えないよ・・・」

その時ガラっと襖を開けて

「そんなお願いならいつでもいいけど」

暁が部屋に入った。






< 202 / 216 >

この作品をシェア

pagetop