恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
部活が終わると翔太に
『お好み焼き食いに行こうぜ!』
と、誘われたが・・・断った。
俺はすぐに帰りたいんだよ!
・・・だって純が待っててくれるんだぜ?
もう幸せだな。
・・・新婚さんみてぇじゃね?
・・・・・・・・最近、乙女入るんだが・・・どうなのよ、こんな俺?
急いで家に帰る。
「ただいまー」
普通に。にやけてたりすると舜にからかわれる。
あいつは長いこと入退院の繰り返しだったからか、人の顔色とか気持ちとか本当によくわかる、下手すりゃ俺より全然大人だよ。
「「おかえり」なさい」
二人で玄関まできてくれる。
何だよ。嬉しいじゃねーかよ。
「純、ありがとな」
「ううん。舜君とゲームしてたから楽しかったよ」
ニコッっと笑う純は本当に可愛い。
抱きしめたい!・・・でも舜がいるからできない!もやもやする。
「お風呂沸いてるよ?」
「まじ?」
「うん」
すっげぇ嬉しい。
毎日帰ってきてから俺が沸かすから。
『お風呂沸いてるよ』
・・・最高!