恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
ぼんびー、ぼんびー、やっていたら時間はあっという間に過ぎていて
「やべ、もう10時回ってる。舜そろそろ寝ろ」
時計を見ながら
「えー、嫌だよ。まだ遊びたい」
口を尖らせる。
・・・本当ならもっと遊ばせてやりたいけど、やっと学校にも行けるようになってきたんだから、ここは鬼にならねば。
「だーめ。明日学校だろ?」
俺の言葉にしぶしぶ頷いた。
「じゃあ、私たちも終わりにしよう」
純の言葉に
「僕今日純ちゃんと一緒に寝る!」
「「え?」」
お、お前なにを言ってやがる!
純と一緒に寝るだぁ?・・・断るよね?
純を見ると考えてるみたいだ。
「・・・いいよ」
は!?
今、純『いいよ』って言った?
「一緒のお布団は無理だけど、隣で寝るんだったらいいよ・・・」
えええぇぇぇぇえええぇええ!?
マジか・・・これから俺たちの甘い夜を・・・期待していたのに。
「やったー!」
ニヤニヤしながらこっち見てるんじゃねーよ!
「・・・俺も一緒に寝る」
思わず・・・言ってしまった。
「え!?」
なんだよ。舜は良くて俺はダメなわけ?
「じゃあ、3人で寝よう」
・・・舜。確信犯だな。
・・・ああああ、ここまで舜に見透かされるとは・・・・・。
「わかった。布団敷いておくから、寝る準備しろ」
「はーい」
くっそ。いい返事しやがって。
「お布団敷くの手伝うよ?」
純がそう言って俺についてくる。
2階にある客間に入って、押入れを開ける。
「ここに布団入ってるから・・・」
「分かった」
隣に来て俺を見上げる。
上目使いはやばいって。
・・・・あー、もう!
俺は純を抱きしめた。