恋〜彼と彼女の恋愛事情〜
ちょっと考えが甘かったかな?
未那に言われてから、ずっと考えていた。
授業が終わり、部活のある日だったから、私は小さなスコップをもち花壇にいた。
まぁね。簡単に答えを出しすぎたかな〜って思ってるのは確かなんだよね。
だけど、私を知っていてくれたこと、本当に嬉しかったから・・・。
・・・・・でもなぁ、きっと未那の言うことは正しいんだろうなぁ。
断った方が良いんだろうなぁ。
・・・・そうだよね。
よし!今日の帰りに断ろう。
「ちょっと川上さん。どこまで掘るつもり?」
「えっ!?・・・・・あっ!!」
顧問の先生の声に ハッとする。
考え事をしていて、花壇の土を、掘りまくっていた。
「ああ〜!すみませ〜ん」
慌てて土を直した。
もぉ〜!沢田君のせいだぁ!!
と、心の中で八つ当たりをするのだった。