ご機嫌斜めな恋愛事情
親父は俺の言葉に、



一瞬固まり、目を丸くして驚いた。



まっ、その反応も無理もねぇよな……。



俺の成績で狙えるような学校じゃねぇのは事実だし、



俺が真面目に親父にこんな話すんのも、



いつもの俺だったらありえねぇだろ。



母ちゃんは、やけに嬉しそうに、



『エイトもやっとやる気が出てきたのね♪』



なんて久々見る笑顔で俺を見ていた。
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