しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
序章
私は楠木 あげは
私は今まで親の仕事がお母さんはモデル、お父さんはカメラマンで仕事の都合とかでいろんな場所を転々と引っ越した。
そんな引っ越してばっかりで嫌になった私は、ついに今回の引っ越しにキレてしまったのだった。
「なんでこんなにうちが引っ越さなきゃいけないの?!もういい加減嫌だよ!!」
言いたいこと言って下を向いてると怒鳴られるの前提で言ったから何気に静かで恐る恐る顔をあげるとニコニコした両親がいた。
思わず気味が悪くて口から自然と言葉が出てくる。
「え?なんで?」
「あげはの口からそんな言葉が出てきてお父さんは嬉しいよ。」
お父さんはそう言ってちょっと涙ぐんでた。
「よーし!そうと決まれば明日には出れるようにしなきゃな!」
「そうね!」
親はそう言って2人で寝室に向かってしまった。
そんな意味分からないままリビングに置いて行かれた。
とりあえず明日何かを親はやるらしいから、とりあえず今日は寝た。
そして次の日。
私はいつものように起きてリビングに向かうと親の姿が見当たらない。
きょろきょろしてるとテーブルの上のメモ帳と他校の制服が目に入った。
手に取りメモ帳に書いてある内容を読むと長々と色々書いてあった。
「あげはへ
お母さん達はまたお仕事で海外に行ってくるのでその間心配なので、
このメモ帳の裏に書いてある住所にいきなさい。
そこはお母さんの知り合いがいるから何とかなるわ。
詳しいことはあっちの人に聞いてちょうだい♥
まぁそこに置いてある制服を着てそこに行けば何とかなるわ♪ 」
「えぇーーーーー!!!!」
いや、こんな急にめっちゃ省かれた文を見たら叫びたくもなる・・・・
そんな頭が混乱したままとりあえずそこにあった制服を着て家をでた。
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