しゃべるウサギのいる家はどうですか?!





ん?

ちょっと待てあげは!



さっきの柚夏の言葉を振り返って良く考えるんだ!!


いつもと違う答えって?!?!


私は頭より体が動いちゃうタイプだから


「いつもとは違う返事って?」


その、自分のタイプに気づいたときは、もうすでに聞いている自分がいた。

柚夏の顔が赤くなっていくのがわかる。



「!?!。

はぁ。」



柚夏はため息を深くついた。


え?!



「なんでため息?!」



柚夏は

はぁ?!

って顔でこっちを見る。



「でた。
やっぱり鈍感。」



おーい。

本日2度目の鈍感言われましたー。



「鈍感じゃない!!
ハッキリ言われないとわからないだけ!!」



ちょっと胸を張って言ってみると
柚夏はまた肩をガクっと落とした。


「それを世の中は鈍感って言うんだよ!!!」



あ。


はい。

そうですか。


「で、それで答えは?」


柚夏は困った顔をした。


「こうゆう時だけ鋭い奴。」


もー。

柚夏の言ってる意味がわからなぁい!!



「だから何!?」




「だからそれをどうやって言うか迷ってるって言ってんの。」



はぁ?!



「告白の返事なんて
はい

いいえ
ですむでしょ?
どっち?」



あれ?

今思ったんだけど、
コレでいいえって言われたら下宿所にいれないじゃん。

やっぱナシってのは・・・・・。


「じゃあ、いいえの反対の反対の反対の反対の反対。」




え?


えっと

いいえ→はい→いいえ→はい→いいえ→はい


あぁ。


はい。


はいぃ!?!?



「はいぃなのぉ?!?」



「悪い?」



って柚夏が言うから



「・・・ううん。」



ってポケーとした声出してしまった。


それから意識がはっきり戻ってきたのは10分後だった。




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