しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
第2章
あれからその後みんなにいじくられてちょっとテンションは今下がり気味。
そして今やっと落ち着いてみんなでリビングにいる。
そうするとリビングのドアが開いた。
誰か見ようとしても誰もいない。
けど、声がする。
「ちょっと玲夏ぁ!これ持ってちょうだい!!」
「うん。どれ持てばいい?」
え?!
その玲夏のしゃべってる目線をたどるとすごく低く、そこにいたのは今朝見た高級車に乗っていたピンクのウサギだった。
「じゃあ、コレ持ってちょうだい。」
「わかったー」
そんな光景をポカ―ンと見ているとウサギがこっちに気づいたらしい。
そしてウサギは目を丸くした。
「蝶子ちゃん?!」
「え?!」
思わず答えてしまった。
なぜこのウサギさんが私のお母さんの名前をしってるの?
「あのさー良く分からないけど、この子はあげはだよ?ミッピョしっかり!!」
そう玲夏が言うとウサギは手をたたいた。
「そうよー!蝶子ちゃんから聞いたんだったわ!今日からココに住むことになったあげはちゃんね?」
「はい。」
正直驚きを隠せない。
今まで業界の人とは会ったことあるし、知り合いってのも知ってた。
けど、ピンクのウサギなんて会ったこともなければ、聞いたことも。
しかも誰かのペットじゃなくて普通にしゃべって、2足歩行してるし。
このウサギ何なのーーー?!