しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
柚夏と真亜夜は前の二人とはうって変わって無言のまま椅子に座った。
(やっぱ柚夏って怖い・・・・・。)
そんなことを思いながらも玲夏に言われた席につく。
しかも私の席の向かい側は柚夏だった。
だから前がなんとなく見れなかった。
恥ずかしいとかじゃなく、怖くて・・・
さっき部屋で見たのは誰だったのか・・・・。
そのくらい普段とギャップがあるのかな。
そんな考え事(?)をしていると、ミッピョがお皿をいっぱい持ってダイニングへ来た。
「はい。今日のご飯よ~!!」
そうすると優姫ちゃんはすぐにデザートのお皿を持っていった。
よく見ると、優姫ちゃんのお皿より一回り小さいお皿に優姫ちゃんのデザートと全く同じものが乗っているお皿があった。
本当にご飯を食べた後に食べれるのかと心配なくらい優姫ちゃんのお皿には、たくさんのデザートが盛られていた。
それからキッチンの方から茶髪の綺麗なストレートヘアの人がお皿をもって来た。
その人はテーブルにお皿を置いたらこっちをチラッと見てきた。
(?)
「あら。あなた今日からきた・・・えーと。何ちゃんだっけ?」
と言われ焦って返事をする。
「あ!楠木あげはっていいます。」
その人はニコッと笑ってくれた。
「そう。あげはチャンね。私は真理亜。よろしくね。」
「こちらこそ!!」