しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
シャッ!!
ミッピョが大声で起こしにに来た。
「早く起きなさ――――――――イ!!学校間に合わなくなるわよーーーー!!」
その声の大きさったらもう、朝から鼓膜が破れるかと思った。
隣を見ると昨日一緒に寝ていた玲夏の姿が見当たらない。
私がキョロキョロしてるとミッピョが話しかけてきた。
「おはよう!玲夏ならいつも6時起きよ。」
そう言い残し部屋を出てってしまった。
なんで分かったんだろう。
それより、やっぱりウサギがしゃべってるの夢じゃないんだ。
とりあえず昨日着ていた制服に着替えた。
そしてダイニングまで小走り。
テーブルの上には朝からキラキラしたご飯が並んでいる。
食べるのがもったいないくらい。
でもそんなこと言ってる時間はなかった。
「いただきます!」
結局完食して、玲夏と一緒に下宿所を飛び出た。