しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
「「いやいや!!柚夏君を超える美少年がイイーー!!」」
と、大半の女子が言う。
「はいはい。あんた達の要望に答えて転入生が来るわけじゃないんだから。ちなみに女子だから。」
先生がそう言うと女子が肩を落とし、男子は盛り上がった。
そんな光景をドアから見てるとダンダンクラスに入る気が失せてきた。
そんなショック受けているとドアに近い席の男子達の声が聞こえて話してる内容を聞いてしまった。
「可愛い子がイイよな~。」
「ブスでデブとか最悪だよなぁ~。」
ごめんなさい。
私その通りなんですけど・・・・・・。
更に入る気がドンドン下がってる時に先生に呼ばれた。
「おい。楠木~。入って。」
そう言われて深呼吸してからドアに手をかけた。
そしてガラッと開けた。
うるさかったクラスは静まり返って視線が一気にドアに集中した。
何回やってもこの緊張だけにはなれないーー><
そして歩いて教卓前に来て席の方にクルッと向く。
「楠木あげはです。よろしくお願いします。」