しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
私が恐る恐る顔をあげると、クラスは盛り上がっている。
「可愛いーーーーー!!!」
「おい~。お前惚れたかぁ~?」
「スタイル良すぎでしょー☆」
そんな声が聞こえて一安心。
思わず息を漏らす。
それから先生に言われて席に着いた。
歩いていてもいろいろとひそひそ話しが聞こえる。
とりあえず、悪口とかじゃなくて良かったぁ~。
肩に入っていた力が一気に抜ける。
椅子に座ると前は玲夏だった。
「あげはモテモテじゃ~ん(*^_^*)」
「そんなことっ!!ないってば!!」
玲夏と話してるとふと、隣の席に人がいないことに気づいた。
???
「ねぇ。ココって隣誰?」
私が聞くと玲夏の顔は一気に曇る。