しゃべるウサギのいる家はどうですか?!



そんなお話で盛り上がってると、男子部屋の扉が勢いよく開いた。


バン!!!

「やーだぁー!!」


ビックリするとそこには髪が金髪でボブとショートの間くらいの子が出てきた。

とっても可愛い子だった。

目もクリクリしていて華奢な子だった。
洋服はセーラー服だった。

でもその子はすぐに走り去ってしまった。

思わず織姫さんに聞いてみた。

「あの子って女の子ですか?」

そうすると織姫さんはにっこり笑って


「えぇ。優姫よ。優しい姫でゆうき。」

織姫さんは軽く自己紹介をしてくれた。

そのあとからプラチナブロンドの腰まである綺麗な髪の毛をたらしたオシャレな女の子が出てきた。



「ゆうき待てーーー!!」


その子は片手にすっごいフリフリのピンクのワンピースを持っていた。

織姫さんはその子のことを呼んだ。


「玲夏ーー!」


その子は急ブレーキをかけて止まってこっちに走ってきた。


「なに?織姫さん。ゆうき取り逃がしたじゃん!!」



「ゆうきよりそれが似合う子がいたら?」


その子は疑いの目で織姫さんを見る。


「ピンクのフリフリはゆうきしか似合う人いないじゃん!!」


「じゃあこの子わ?」


そう言って織姫さんは隠れてた私をその子の前に出した。













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